同窓会からのお知らせ

同窓会長就任のご挨拶

2025年10月22日 08時20分

就任の御挨拶

 原町高等学校同窓会 会長 大沼 博文 

 原町高等学校同窓会会員の皆様におかれましては、益々御健勝で御活躍のこととお喜び申し上げます。

 私は、先般の同窓会総会において、杉昭重 前会長の後任として選任いただきました、高校29回卒の大沼博文と申します。会員総数27,800名余を擁する本校同窓会の歴史と伝統を考えますと、会長という大役の責任の重さに身の引き締まる思いです。微力ではありますが、同窓会並びに本校の発展のため誠心誠意努力する所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 私は2011(平成23)年8月から1年8か月の間、本校に教頭として勤務しておりました。原発事故直後で、相馬高校と福島西高校にサテライトを置いて学校運営をするという大変な時期ではありましたが、そうした環境下にあっても生徒の皆さんがひたむきに勉学に励み、部活動に打ち込む姿を間近で見てまいりました。また、先生方が生徒たちを支え、学校を再建しようと尽力される姿にも、胸を打たれるばかりでした。

 その年の秋には、相馬サテライトが本校舎に戻り、翌年度には福島西サテライトも解消して、仮設校舎で学ぶ小高商業の生徒、教職員とともに、本来の学び舎での活動が再開したのでした。

 あれから14年余が経過しましたが、母校でのこうした経験は、私にとってかけがえのない財産であり、今回の会長就任に際しても、大きな心の拠りどころになっていると感じております。

 浜通り地域における復興は道半ばではありますが、原町高校は着実に歩みを進めております。そして、2029(令和11)年には、本校創立90周年を迎えることとなります。同窓会といたしましても、現役生の活動を支援し、学校の発展に寄与することはもちろんのこと、同窓生の皆様が世代を超えて交流し、絆を深められるような場を提供していきたいと考えております。

 結びに、これまで同窓会会長として御尽力いただきました杉前会長をはじめ、歴代会長、役員の皆様に深甚なる感謝の意を表しますとともに、会員の皆様には今後とも一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶に代えさせていただきます。